Numsの購入を迷っているあなたへ
ノートPCを使っていて、「テンキーがあればもっと便利なのに……」と思ったことはありませんか?
多くのノートPCにはテンキーが搭載されておらず、かといって外付けのテンキーを買うのも荷物が増えて面倒ですよね。
そこで注目されているのが「Nums」というアイテム。トラックパッドに貼り付けるだけで、瞬時にテンキーとして使えるという画期的な製品です。見た目もスタイリッシュで、ノートPCのデザインを損なわずにテンキーを追加できる点が魅力です。
そこで本記事では、Numsのデメリットや購入前に知っておくべき注意点を詳しく解説していきます。
また、Numsが向いている人・向いていない人についても紹介し、あなたにとって本当に必要なアイテムなのかを見極めるお手伝いをします。
この記事では、Numsのデメリットや購入前に知るべき注意点を詳しく解説していきます。
Numsとは?
Numsは、ノートPCのトラックパッドに貼り付けるだけで、テンキーとして機能する便利なガジェットです。専用のソフトウェアをインストールすることで、タップやスワイプの操作でテンキーやショートカット機能を利用できます。特に、MacBookユーザーに人気のアイテムとなっています。
見た感じもこのように違和感がなく、外観を損ないません。

Numsのデメリットとは?購入前に知るべき注意点
反応がイマイチなことがある
Numsを使い始めた人の中には、「タッチの感度が思ったより悪い」と感じる人もいます。
- トラックパッドに貼るフィルム型なので、指の滑りが変わる
- 反応に若干の遅延を感じることがある
- 慣れるまでスムーズに入力できないことも
実際のユーザーの声
ECサイト等のレビューを見ると、Numsを貼った後のスベスベの表面に違和感を覚えることもあるようです。
「指が引っかかる感じがして、スムーズに操作できない」「反応が鈍いときがあり、ストレスを感じる」などのレビューも見られます。
ちなみに僕はM3のMacBook AirでNumsを使用しています。
購入後1ヶ月くらいしてNumsを使い始めたのですが、トラックパッドの滑りや反応に関しては貼る前後でそれほど違いを感じることはありませんでした。
物理テンキーと比べると操作感が違う
Numsはタッチ操作でテンキーを入力するため、物理的なボタンの押し心地がありません。
ですので、
- キーを押し込む感覚がないため、ブラインドタッチしにくい
- 物理テンキーのような確実な打鍵感を求める人には不向き
というデメリットは否めないので長時間のデータ入力を行う場合、慣れるまで時間がかかるかもしれません。
ですので、データ入力などの作業が中心で「物理テンキーがないと厳しい」という方は、Bluetooth接続のコンパクトな外付けテンキーを検討するの事をお勧めします。
対応機種が限られている
NumsはMacBookを中心に設計されており、すべてのノートPCに対応しているわけではありません。
以下は公式のサイトに表記されている対応表です。(2025/3/11現在)
Nums対応機種
Mac Book
機種 | サイズ |
---|---|
MacBook 12インチ | 70 × 112 |
MacBook Air 13(2018.10以前) | 75 × 104 |
MacBook Pro 13&15インチ(2015以前retina) | 75 × 104 |
MacBook Air 13インチ(2018.11以降/M1/) | 81 × 120 |
MacBook Air13インチ(M2/M3/M4) | 79 × 127 |
MacBook Pro 13インチ(2016~2019) | 84 × 135 |
Macbook Pro 13インチ(2020/M1/M2/M3) | 82 × 132 |
Macbook Pro 14インチ( M1/M2/M3/M4) | 81 × 130 |
MacBook Pro 15インチ(2016以降) | 100 × 160 |
MacBook Pro16インチ(2019以降 M1/M2/M3) | 99 × 156 |
MacBook Air 15インチ(M2/M3) | 93 × 149 |
Windows
機種 | サイズ |
---|---|
Surface Book&Laptop (Surface Book2・Surface Laptop2まで) | 70 × 105 |
Surface book3/4 | 70 × 105 |
Lenovo thinkbook 14 | 70 × 105 |
Surface laptop3/4/5(13.5 & 15inch) | 77 × 115 |
Surface laptopgo & laptopgo2 | 67 × 100 |
Surface Pro(Surface Pro07まで) | 53 × 102 |
Surface Pro8/9/10 | 56 × 99 |
Huawai matebook14 | 72 × 119 |
Lenovo ThinkBook 13s Gen3 | 62 × 105 |
DELL xps13(9300/9310/9320) | 64 × 112 |
DELL inspiron13 & vostro5320 | 65 × 105 |
DELL inspiron14 | 80 × 105 |
DELL inspiron16(5625/5635/7610/7630/7635/7706) | 90 × 133 |
HP envy x360-bf | 60 × 110 |
HP pavilion aero13-be | 65 × 114 |
Numsが登場したての頃はMacBook専用といったイメージが強かったのですが、こうして見るとWindowsでも対応機種が徐々に増えてきている印象ですね。
Surfaceはもちろん、DELLのXPS13なんかもハイエンドノートPCとしての位置付けなので、この辺りが対応機種になっているあたり、ガシガシPCを使っている人たちをターゲット層としているのでしょう。
以上を踏まえて、購入を検討される方は以下の点に気をつけて購入を検討すると良いでしょう。
購入前のチェックポイント
- 自分のPCがNumsの対応機種に含まれているか確認する
- OSのバージョンがNumsのソフトウェアと互換性があるか確認する
ソフトウェアのインストールが必要
Numsを使用するには、専用のソフトウェアをインストールする必要があります。
そのため、以下の点には注意が必要でしょう。
- OSのアップデートによって動作しなくなる可能性がある
- セキュリティ面で不安を感じる人もいるかもしれない
値段がやや高め
Numsは対応する機種によって価格が異なりますが、3,000円〜5,000円と、外付けテンキーと比べると若干価格が高めです。
- 一般的な外付けテンキー(1,500円〜3,000円)よりも高価
- 値段に見合う価値があるか検討する必要あり
ですが、Numはトラックパッドにはるだけなので朝の忙しい時間に色々荷物を詰め込んで、外付けのテンキーを忘れてしまった、なんてことが起こりません。
カフェなどでちょっと作業をする時もわざわざカバンからテンキーを取り出す手間もありませんので、さっとノートPCを開いて、必要な時にはトラックパッドをさっとなぞってNumsを起動しスマートに数字入力、といった使い方が出来ます。
購入を検討するポイント
- 持ち運びやデザインを重視するならNumsの価値はある
- ただし、コストを抑えたいなら別の選択肢も検討すべき
Numsのデメリットはあるけど、こんな人にはおすすめ!
Numsが向いている人
ノートPCの見た目をすっきりさせたい
持ち運び用のテンキーを探している
頻繁にテンキーを使わないが、時々必要になる
他の選択肢も検討しよう
「Numsは合わないかも…」と感じたら、以下の選択肢もあります。
- Bluetoothテンキー(ワイヤレスで手軽)
- 有線テンキー(安価で安定動作)
- タブレットやスマホをテンキーとして使うアプリ
Numsが向いていない人
物理的なテンキーの打鍵感を求める人
対応していない機種を使っている人
反応速度や確実性を求める人
まとめ|Numsはデメリットを理解してから買うべし!
ここまでNumsのデメリットについてたくさん書いてきましたが、それでも僕はやっぱり買って良かったなと感じていますし、これからも使い続けていくつもりです。
なぜなら、Numsはトラックパッドに貼っておくだけでいつでもテンキーとして使えるので、わざわざカバンからテンキーを取り出して、Bluetoothで接続して、なんて手間がないので、サッとノートPCを取り出して作業をしつつ、テンキーを使いたい時にトラックパッドをサッとなぞるだけでテンキーとしての役割を果たしてくれるんです。
この、機器を取り出す一手間があるのとないのとでは心理的な側面からも雲泥の差があります。今から行う作業の中でテンキーの出番がどれだけあるかなんて、毎回把握出来てる訳じゃありませんし、でももしかしたら使うかもしれないからと、毎回外付けのテンキーを準備しても結局使わなかったー、なんてことが続くとテンキーを準備すること自体が億劫になってしまいますよね。
Numsのメリットとデメリットを天秤にかけよう!
- 持ち運びやデザインを重視するならアリ
- 物理テンキーの打鍵感が欲しいなら別の選択肢も検討
デメリットを理解した上で、自分に合うかどうかを見極めることが大切です。あなたの用途に合えば、Numsは十分便利なアイテムになります!
以上、Numsのデメリットと購入前の注意点について解説しました。ぜひ参考にしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう。それじゃあまたね、ばいばいっ!!
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